今回は、大体人物試験の前に行われる性格検査や、対人適応性検査って何? ということについて語っていきたいと思います。
面接の前に十五分ほど行うこの適性検査。これ一体何?と思われる方も多いでしょう。
これの結果によって合否がおおきく変わるんじゃないか……と思われる方も多いでしょう。
たしかに合否に全く影響がないか、と言われたら、試験科目の一つになっている以上は「あります」
しかし、そんなに神経質になる必要はない、と思うのが私の回答です。
さて、この適性検査って何のために行われているのでしょうか?
組織の中で、みんなと一緒にコミュニケーションをとっていけるか、という点を見ている。
ということです。
しかも、これだけで判断するわけではなく、面接試験と合わせて総合的な判断になっています。
ついでに言えば、この適性検査の結果強く出た特性を基に、質問の内容を変える、といったことに使われます。
適性検査はつまり「参考程度」にしか使われていないのが現状なようです。
よっぽどな回答をしない限りは大丈夫だと思っていただいて結構だと思います。
国家公務員、国家一般職、国税専門官らと地方公務員で適正、性格検査の内容が違う。
ただ、地方公務員と国家公務員では「適性検査」の内容が違うみたいです。
例えば、地方公務員では義務教育でやった簡単な算数などをさせるところもあるみたいですし、国家公務員試験だと性格検査(心理テスト的な感じです)をします。
前者は、その人の能力、どれぐらいの処理速度があるのか、どれぐらいの教養があるのかを計るもので、どちらかというと実務の能力を調べるためにやっていますね。
一方、後者は、その人の人格、協調性、またその人が簡単にストレスで折れてしまわないかを心理学の専門的な見地から判定しています。
性格検査の場合、嘘をつくのが分かり切っているので、その嘘を見抜くための罠が仕掛けられていると言います。
なので、対策を取るのは非常に難しい。普段から、自分の心理を振り返る自省的な人は得意かもしれませんが……。
特に、面接試験の場だと「いい子ちゃん」を装う人がほとんどだと思いますので、その辺も業者の方は織り込み済みで検査を作成していると思われます。
それに、その時の気分によって回答も変化します。なので、あくまで参考程度で面接官の方も判断しているみたいですね。
気になる中身ですが、
例えば、「毎日死にたいと思う」とか「いつも自分はだれかに狙われているという疑念がぬぐえない」といった明らかな地雷の選択肢もありますし……
「引っ込み思案な方だと思う」といった内容が手を変え品を変え、表現もマイルドなものもあれば、ダイレクトなものもあったりと、なかなか複雑です。
ちなみに、制限時間もあるので、あまりゆっくり考えていると制限時間が過ぎてしまいます。
対策は正直不可能です。
ただ、普段からよく自分のことを振り返るといいと思います。例えば、日記なんかに書いて自分を客観的に見直すのもいいですし、面接にも必要ですが自己分析しておきましょう。
国税専門官の適性検査、性格検査についての対策についてはこちらから。採用漏れしない方法と同時に書いてあります。