こんにちは、今回は国家・地方公務員の病休、休職のシステムについてご紹介したいと思います。
公務員は病休、休職の際の福利厚生が充実しているので有名だと思いますが、実際にそうなのでしょうか?
よく「公務員の給料は多いんでしょう」と言われますが、民間と比べてもそこまで高いわけではないんですよね。
世間にまかり通っている「誤解」ですよね。
しかし、公務員の病休、休職の際の福利厚生が民間に比べて充実しているのは事実です。
病休は3か月以内の連続した休暇であれば取得できます。給料は満額出るんですね。
3ヶ月以降は休職になります。
休職中は1年目だと給料が8割、2年目以降は給料の3分の2が傷病手当金という形で出ます。(健康保険から出るので、医師の証明が必要。給料よりも遅い振り込みになります)
3年間は休職していてもクビになりません。
これが公務員の待遇が充実している、と言われている理由ですよね……。
税金泥棒と揶揄されても、気にすることはありません。詐病以外は頑張って公務員に採用された人の権利ですから。
うつ病などで休職する人多し。公務員って楽と言われるけど実はかなりブラックなの?
公務員は普通の民間よりもうつ病などの病気で休暇を取られる方が多いです。
これは公務員がブラックだからでしょうか?
答えは、正直世間の公務員はホワイトというイメージよりはネガティブな労働環境である場合もある、です。
ただし、はっきり言えば「コンプライアンス重視なので割と休職が認められる」というのが大きいでしょう。
労働基準法違反ですが、零細企業では休職など認めない場合が多いですからね。
また、認めたとしてもなかなか3年間も休職が認められる企業は少ないでしょう。(超大手ぐらいでしょうね)
しかし、地方公務員で悪質なクレーマーの住民を相手にしたり、部署によってはとんでもない残業時間になる(公務員に労働基準法は適用されない)こともあります。
正直公務員は公務員で苦労する点もあるんですよね。
仕事が利益を出すわけではないので、目に見える成果が無い。それゆえに人間関係が重要になってきます。
その人間関係の機微を読めなかったり、上司や周りに嫌われると非常に面倒くさいことになるんですよね。
そのもつれで心の病にかかってしまう方もいらっしゃいます。
とはいえ、一般的な企業とは違ってパワハラ、セクハラは即処罰につながるように最近は啓蒙を徹底しているので、それでもかなりましですが。
総合すると、公務員だからといってすべてが楽なわけではない。しかし、休職するのは一般的な企業の普通の水準よりは簡単かつ福利が厚いので休職者が多いんです。
まとめ。
やはり、公務員の福利厚生は病欠、休職の観点からも手厚いと言えるでしょう。
是非目指してみて下さい。
しかし、自分が何にもっともストレスに感じるのかという自己分析は済ませておいた方が良いでしょう。
そういった部署や環境に配属される可能性がない場所を第一希望としましょう。
また、既往歴がある方だと最近は障碍者採用も充実しているので是非調べてみて下さい。